番外編(川島雄三作品) NEW 2021.6.19
『純潔革命』A 川島雄三監督  未DVD化
1953年 松竹京都


・大学生の大木実(北信平)と恋人で若杉英二(佐竹徹)の妹の小林トシ子(瑞枝)が会話しながら歩く橋。
 後方には煙突が見える。
 この画面写真をK氏に見てもらったところ、「春日出発電所」のあたり、橋は六軒家川にかかる「春日出橋」(下記グーグル写真)ではないかとのこと。
 現在の住所は大阪市此花区西九条。春日出発電所はネット検索すると当時の写真も多く出てくる。
 その写真を見る限り管理者もこの場所がロケ地(方向など正確な位置はわからないが)ではないかと考える。

    

   



・映画のラスト、会社の同僚で恋人の草笛光子(牧原渓子)と三橋達也(小泉孝之)が、高千穂ひづる(戸川蒼)の家を訪ねるが、蒼は留守で
 蒼の母で女流作家の市川春代(文子)と会話して外に出て階段のある坂を降りて来る。
 場所は大阪市天王寺区にある「源聖寺坂」。すでに『暖簾』のロケ地に写真を掲載している。
 天王寺七坂の一つとして有名な坂だが、風情のあるいい坂だ。川島映画には本作と『暖簾』『わが町』の3作品に登場する。
 川島監督がよっぽど気に入っていた大阪のロケ地なのだろう。七坂の一つがデビュー作『還って来た男』の冒頭とラストに登場する「口縄坂」。
 大阪観光局公式サイト「天王寺七坂」

  


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